猜疑的なミカタ

何気ない日常をもう一度見つめ直す日記

三陽商会は復活するのか?

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三陽商会と聞いてイメージするものは何か?殆どの人はバーバリーを想像するだろう。だがそれも昔の話で2015年6月に契約終了。

また10月28日に発表された第3四半期決算短信(http://www.sanyo-shokai.co.jp/company/ir/pdf/28_74_3gaikyo.pdf)や希望退職者募集の結果および特別損失の発生に関するお知らせ(http://www.sanyo-shokai.co.jp/company/ir/2016/10/28/v_redundancy_1610.pdf)、「構造改革と新経営計画の目指す方向性」に関するお知らせ(http://www.sanyo-shokai.co.jp/company/ir/pdf/28_74_3gaikyo_s.pdf)からわかるように三陽商会は経営に苦しんでいる。

バーバリー=高級ブランド?

本場英国ではラグジュアリーブランドとして展開しているバーバリーだが、日本では一般人にも広く知られ、購入されている認識だった。2015年時点で大学2年生だった私はバーバリーが高級という認識はなく、そこそこ高いマフラーとか少々バイトをすれば買える程度の価格とか思っていた(合コンやデートで着ていく感覚、写真は所有するコートだが祖父から譲って貰ったもので価格はわからない)。それはBLUE LABELやBLACK LABELの場合であって、さすがに本家のスーツの価格(ウン十万)を知ったときはさすがに驚いた。

三陽商会の功績

英国王室御用達ロイヤルワラントを受ける最高級ブランドが日本に広まり(バーバリー監修による日本オリジナルブランドとはいえ)手が届くというのは偏に国内マーケットを拡大した三陽商会の実力である。

 

実体験ではあるが友人のイギリス人留学生と百貨店に行ったとき、商品を見て「バーバリーがこんなに安いなんてありえない。偽物だろ⁉」と言ったことを覚えている。ライセンス商品が本物か偽物か判断するのは正直難しく、何て答えればいいか戸惑った。

契約打ち切りという危険性

ライセンスの更新無しとなった以上三陽商会は別の収益モデルを提案しなければならなかったにもかかわらず、決定打となるものは無く経常利益は50億超の赤字だ。一方バーバリーは契約によって得られるマージンを散々搾り取ったあと日本のマーケットを放棄して世界の富裕層をターゲットに幹部が望む高級ブランドの再構築、収益の確保に転換した。

 

1社のライセンス契約に収益を依存する方針は誰が考えても危険。取引相手からNOを提示されたらそれに従うしかない。ゆえにいかに相手に気に入られるかが大事であるのに気まぐれで反故にされるハイリスクハイリターンの商売かもしれない。

 

それではここで筆を擱かせていただきます。